腸内細菌検査 Q&A

Q1 なぜ検便検査をするのでしょうか?
A 食中毒の原因菌(赤痢菌、サルモネラ菌、O157菌など)が食品の製造過程や販売などの途中で入ることがあります。食中毒菌に感染している食品従事者(保菌者)からによる汚染が原因の場合も少なくありません。予防策としては定期的に検便検査を受けて、食中毒菌の有無を確認することが重要です。
検便検査は、食中毒菌を見つけるための検査です。
Q2 必要な検査項目と実施頻度を教えてください?
A 「大量調理施設衛生管理マニュアル」では、毎月1回以上(月2回が望ましい)の腸内細菌検査を実施することが表記されています。
検査項目は、赤痢菌・サルモネラ菌(腸チフス・パラチフスを含む)の他に腸管出血性大腸菌の実施が必要となります。
また、10月〜3月の期間はノロウイルスの定期検査実施が必要とされています。
Q3 陽性者が出た場合の対応方法など
A 陽性者が出た場合、管理者の方は該当者の出社停止等の予防対策を速やかに実施してください。
また、陽性者の方 は検査結果報告書を最寄りの医療機関に持参し、適切な処置を受けてください。
Q4 検査料金はいくらになりますか?
A ご希望の検査項目・人数・実施頻度等をご確認させていただき、弊社担当員より「見積書」を
ご提出いたします。お気軽にご相談ください。
Q5 検査結果はどのくらいの日数で分かりますか?
A ご提出日から約1週間後に「検査結果報告書」を郵送いたします。
Q6 提出する便の量はどのくらい必要でしょうか?
A 容器の先端部分(溝が隠れるまで)を3回程度糞便にこすりつけて下さい。



食品微生物検査のQ&A

Q1 なぜ食品微生物検査をするのでしょうか?
A 食品において食中毒や品質劣化の多くは、微生物が関与しています。食品の安心・安全を確保するため、食品衛生管理の一環として衛生指標菌(汚染指標菌)や食中毒病原菌などの微生物検査が必要です。
Q2 どのような検査項目を依頼したらよいでしょうか?
A

通常は下記3菌種の検査を推奨します。

  1. 一般生菌数
  2. 大腸菌群または大腸菌
  3. 黄色ブドウ球菌

    その他に食肉などはサルモネラ菌属を、
    魚介類は腸炎ビブリオを推奨検査項目に追加することをお勧めします。 
Q3 食品微生物検査の主要項目の特性を知りたいのですが??
A


一般生菌数
一般生菌数は食品および製造環境の微生物汚染の程度を示す汚染指標菌です。生菌数が多い場合は、食品の細菌汚染状況を示す役割となり、食品の安全性、保存性、衛生的取り扱いの良否など品質の総合評価するために用いられます。

大腸菌群
大腸菌群はグラム陰性、無芽胞桿菌で、乳糖を分解して酸とガスを産生する好気性または通性嫌気性の細菌群です。加熱処理された食品から大腸菌群が検出された場合には、不完全な加熱処理や加熱後の二次汚染などが考えられます。また、未加熱食品から菌量が多く検出された場合には不潔な取り扱いを受けたことが推測され、腸管系病原菌の汚染を受けた可能性があり、清潔かつ安全な食品ではないことを示します。

大腸菌(E.coli
大腸菌群の中には糞便と直接関係しない菌種も含まれています。大腸菌群の中で44.5℃で発育し乳糖を分解しガスを産生する細菌群を糞便系大腸菌群と呼び、食品衛生法ではE.coliと表現します。大腸菌が検出された食品は、大腸菌群よりも一層不潔な取り扱いを受けたことが推測され、腸管系病原菌の汚染の可能性が高いと考えられています。

黄色ブドウ球菌
ヒトの手指、鼻前庭などに常在し、自然界に広く分布しています。食品に付着した黄色ブドウ球菌が増殖し、産生された毒素(エンテロトキシン)により食中毒を起こします。
特に手指にけが、傷などの化膿疾患がある方から食品へ汚染する恐れがあるので、食品は素手で扱わないよう汚染経路を断つことが必要です。そのため食品の種類には関係なく、全ての食品を対象に安全性を確認するために用いられます。

サルモネラ属菌
牛、豚、鶏などの家畜や家禽をはじめ、鳥類、爬虫類、両生類などが保菌し、自然界に広く分布しています。食肉、卵、およびこれらの加工製品での食中毒の主な原因菌としてあげられます。これらの食品の安全性を確認するために用いられます。

腸炎ビブリオ
腸炎ビブリオは、海水に生息する菌で好塩性細菌です。魚介類や海産物が汚染され検出されることがあります。食中毒の病原菌であることから上記の食品の安全性を確認するために用いられます。

Q4 検査料金はいくらになりますか?
A ご希望の検査項目および数量または、検査物のご提出方法等ご確認させていただき、弊社担当
員より「見積書」をご提出いたします。お気軽にご相談ください。
Q5 検査必要量および検査結果はどのくらいで分かりますか?
A
検査項目

必要量

検査所要日数

一般生菌数

20g

3〜5日

大腸菌群

20g

2〜4日

大腸菌

20g

2〜4日

黄色ブドウ球菌

20g

3〜5日

サルモネラ属菌

50g

4〜8日

腸炎ビブリオ

20g

3〜7日

セレウス菌

20g

3〜5日

O157

50g

3〜7日

O26

50g

3〜7日

O111

50g

3〜7日

カンピロバクター

50g

3〜8日

乳酸菌

20g

4〜8日

真菌(カビ・酵母)

20g

6〜9日